メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

08月03日朝日新聞朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

中学入試特集

これで完璧!入試への備え

point3スケジュール作成

学校情報を一覧できるように

学校情報を一覧できるように工夫し、夫婦で役割分担!

多くの中学校が12月から出願受付を開始。来年1月から2月にかけては埼玉、千葉、東京・神奈川で入試が順次スタートし、合格発表が済んだ数日後には入学金を振り込まなくてはいけません。

「家族全員がスムーズに動き、入試シーズンを乗り切れるよう、スケジュールは必ず作成するようにしてください」(和田先生)

下記に掲載しているスケジュール表が一つの例です。

「ここに書かれている項目以外にも、面接の有無、面接がある場合はその形式(個人、グループ、保護者同伴など)、試験開始時刻、合格発表時刻、発表場所(掲示、手渡し、郵送、インターネットなど)を加えても良いでしょう。学校情報を一覧できるように工夫してください。エクセルで作成し随時修正したり、スマホでも確認できるよう家族でデータを共有すると万全です」(和田先生)

夫婦の役割分担も重要です。

「2月1日以降は、ほぼ毎日どこかしらの学校の試験、発表、入学手続が入ると予想されます。父親がA校の試験に付き添い、母親がB校の合否をネットで確認し入学手続の準備を進めるなど、夫婦の役割分担を明確にし、スケジュール表にも書き込んでおきましょう」(三原先生)

「今年は2月2日が日曜日です。キリスト教系の一部の学校は日曜に試験を行わず、2月3日以降にずらす場合も。それと試験日が重なるのを避けるため、キリスト教系ではない学校が試験日を一部変更するケースもあります。すでに大半の学校は入試要項を出しているので再度確認を」(和田先生)

入学手続の締切日時は要チェック!
返金に応じる学校も

試験日と合格発表日。スケジュール管理上、特に重要な二つですが、入学手続の締切日時も同じくらい大切です。

「ある学校は合格発表が2月3日で、入学手続は翌日の正午12時まで。またある学校は合格発表が2月5日で、入学手続は10日後の15時まで。複数回入試を実施している学校だと、1回目と2回目で別の締切日時を設けている場合も。入試要項を読み込み、作成したスケジュール表にも反映させておきましょう。『中学入試案内』(四谷大塚)にも掲載されているので、ご参照ください」(三原先生)

「入学手続時に初年度納入金(入学金や授業料など)を納めます。受験する各学校の入学手続締切日時と合格発表日時を詳細に把握していれば『合格したけれど入学しない学校に初年度納入金を納めてしまった』という事態は避けられるでしょう」(和田先生)

 

一度納めたお金でも返金に応じてくれる場合があるので、注意が必要です。

「これも学校によってバラツキがあります。『中学入試案内』の『費用(参考)』に『入学辞退者は2月○日○時までに申し出れば、入学金を除く授業料などを返金します』といった具合にくわしく書いてあるので、チェックしておきましょう」(和田先生)

2月1日以降はタイトなスケジュールが予想され、第一志望の受験の前日夜、あるいは入試直前に合否が発表されるケースも。「子どもに伝えるべきか……」「それとも伏せておいた方が……」親は悩むところでしょう。

「私は、合否結果はすべて正直に伝え『次に向けてがんばろう!』と気持ちを切り替えるべきだと考えています。ただ、家庭によって考え方はさまざま。目の前の試験に集中させるため、前日までの結果は伏せておくという判断もありだと思います。この部分も年内に話し合い、家庭の方針を決めておきましょう。その際には受験生も交えて話し合い、親子で共通認識を持つことが大切です」(三原先生)

企画制作:朝日新聞社メディアビジネス局広告特集